Anthropic

Claude Code をスマホから、自分のサーバーで動かす

Anthropic は Claude アプリですでに Claude Code を提供しています。Maude は、セッションを自分のマシンで 24 時間動かし、承認、ファイル、git をワンタップで扱いたい人のためのアプリです。

Claude Code をスマホから、自分のサーバーで動かす

簡単な答え

Anthropic の Claude アプリには、クラウドセッションと Remote Control を使える Code タブがあり、多くの人にとって良い選択肢です。Maude は、Claude Code を自分の Linux / macOS サーバーで動かす iOS / Android アプリです。固定した検証済みバージョンの Claude Code を SSH でインストールし、アプリを閉じてもセッションを動かし続け、権限の確認を許可/拒否付きの通知で届けます。サインインには Claude Pro または Max プランを使います。

スマホから Claude Code の様子を確認したいだけなら、まずは Anthropic の公式手段を使いましょう。iOS / Android の Claude アプリには Code タブがあります。そこから Anthropic のインフラで動くクラウドセッションを始めることも、Remote Control で自分のパソコン上のセッションを操作することもできます。iPhone と iPad で Claude Code を使う方法のガイドでは、公式の選択肢をすべて、売り込み抜きで比較しています。

Maude が向いているのは、もっと限られたケースです。Claude Code を VPS や机の下のマシンなど自分のサーバーで動かし、ノート PC を閉じていても作業を進めたい。しかも tmux でターミナルを開きっぱなしにせず、スマホから操作したい。Maude は SSH ですべてをデプロイし、各セッションをサーバー上で動かし続け、それをネイティブアプリで包みます。

できること

  • 受信箱。すべてのサーバーのエラー、レビュー待ちのセッション、あなたの対応が必要なセッションをまとめて表示します。権限の確認には、チャットを開かずに受信箱からそのまま答えられます。
  • 通知から承認。Claude がコマンドを実行したりファイルを編集したりしようとすると、通知に許可と拒否のボタンが付いて届きます。通知のカテゴリーは個別にオン/オフできます。
  • すべての権限モード。手動(Claude の default)、編集の自動承認、プラン、自動、バイパスを、入力欄のチップから切り替えられます。Claude Code は root では --dangerously-skip-permissions を拒否するため、バイパスにはサーバー上の root 以外のユーザーが必要です。Maude にはそのユーザーを作成するボタンがあります。
  • モデルと推論レベル。入力欄の上のチップから、セッションごとにモデルと推論レベルを選べます。
  • よく使うスラッシュコマンド。進捗をリアルタイムで表示する /compact、/goal、/clear に対応しています。Claude からの質問(AskUserQuestion)やプランの承認は、ボタン付きのカードで表示されます。
  • ファイル、git、ターミナル。各セッションには、変更されたファイルがわかるファイルツリー、ハンクごとに確認できる差分レビュー、コミットとプッシュ、ブランチ、そしてサーバーに gh が入っていればプルリクエストがあります。本物のターミナルもタブ 1 つ先にあります。
  • 添付ファイルと worktree。スマホから写真やファイルを送れます。セッションを専用の git worktree で始めれば、並行するタスクが互いに干渉しません。

1 台のサーバーでも複数のサーバーにまたがっても、複数のセッションを同時に動かせます。スマホをロックしてもアプリを閉じても動き続けます。セットアップの全手順は Claude Code の VPS ガイドに、エージェントを動かしっぱなしにする理由はコーディングエージェントを 24 時間動かすにまとめています。

接続の仕組み

サーバーを追加するには、アドレスを入力するか、ssh … コマンドを貼り付けるか、curl -fsSL https://maude.pilotdev.fr/setup | sh が表示する QR コードを読み取ります。x86-64 / ARM のどの Linux ディストリビューションや macOS マシンでも、パスワードでも鍵でも使えます。あとはアプリがインストールを進めます。

  1. SSH で小さなデーモンをデプロイします。デーモンは自分用の固定ランタイムをダウンロードします。
  2. 私たちが検証したバージョンの Claude Code をチェックサムで検証してインストールし、デーモンと Claude Code の両方を最新に保ちます。
  3. デーモンから Maude のリレーへ接続するので、サーバーに受信ポートを開ける必要はありません。NAT の内側、自宅の LAN、tailnet 上でも動きます。

リレーを通る通信はサーバーごとの鍵でエンドツーエンド暗号化され、リレーが目にするのは暗号文だけです。SSH はフォールバックとして残り、デプロイと復旧に使われます。コードとトランスクリプトはサーバーから出ません。エージェントを無人で動かす際のセキュリティについては、Claude Code をフル権限で安全に動かすをお読みください。

Claude のプランでサインイン

Maude はモデルへのアクセスを転売しません。Claude Code へのサインインは、すでに支払っているアカウントでスマホから行います。アプリがサーバーで claude auth login を実行し、スマホのブラウザで認可すると、ログインはサーバー上で完了します。Anthropic Console のアカウントや API キーも使えます。

Claude Code は Anthropic の Pro と Max プランに含まれ、Free プランには含まれません。執筆時点では Pro が月 $20(年払いなら月 $17)、Max は $100 からです。最新の料金は Anthropic の料金ページで確認してください。Maude のサブスクリプションはアプリの分のみです。

Android、iPhone、iPad で使う Claude Code

Maude は iPhone、iPad、Android のネイティブアプリで、3 つとも機能は同じです。タブレットでは、チャットの横にセッション一覧が並ぶサイドバーレイアウトになります。Android では権限の確認が重要度の高いチャンネルで通知されるので、承認のリクエストが通知シェードの中に埋もれることはありません。Claude アプリも Android と iPad に対応しているので、プラットフォームだけではどちらかを選ぶ理由にはなりません。決め手は、Claude Code をどこで動かしたいかです。

Maude と Remote Control の違い

Remote Control は、自分のマシンで動いているセッションにアクセスするための Anthropic 公式の方法です。多数のセッションを同時に扱えるサーバーモードと、ネイティブのプッシュ通知があります。両者の違いは次のとおりです。

Claude Code Remote ControlMaude
Claude Code が動く場所自分のマシン。claude プロセスを動かしたまま起動しておく必要がある自分のサーバー。Maude のデーモンが動かし続ける
セットアップClaude Code をインストールして claude remote-control を実行。リモートのマシンでは tmux か screen を使うアプリでサーバーを追加するだけ。デーモンと Claude Code は自動でデプロイ
スマホからのバイパス権限不可。Claude アプリではバイパス権限を選べず、Remote Control のセッションでは自動モードも選べない可能(root 以外のユーザーで)
プッシュ通知あり。操作が必要なときも通知あり。通知に許可/拒否ボタン付き
ファイル、git、ターミナルClaude 経由セッションごとの専用パネル
ほかのエージェントClaude Code のみCodex、OpenCode、Grok Build、Antigravity にも対応し、相互に引き継ぎ可能
料金Pro、Max、Team、Enterprise に含まれるClaude のプラン + Maude のサブスクリプション

マシンを起動したままにし、ターミナルを開いておくことが苦にならないなら、Remote Control は追加費用がかからず Anthropic 公式なので、妥当な第一候補です。詳しい比較は Maude と Claude Code Remote Control の比較にあります。サーバー自体を運用したくない場合は、Maude と Claude Code on the web の比較をお読みください。

タスクを別のエージェントに引き継ぐ

セッションがアイドル状態なら、Codex、OpenCode、Grok Build、Antigravity に切り替えられます。新しいエージェントには、計画、変更したファイル、git の状態、最近の会話、最後の指示をまとめた引き継ぎが渡されます。元に戻すと、Claude Code は自分のセッションを再開します。別の意見が欲しいときや、使用量の上限に達したときに便利です。仕組みはコーディングエージェント間でタスクを引き継ぐで解説しています。

よくある質問

Claude Pro または Max プランは必要ですか?
Claude Code にサインインする手段が必要です。一般的なのは Pro または Max プランで、Maude がサーバーで claude auth login を実行し、あなたがスマホから認可します。Anthropic Console のアカウントや API キーでも構いません。Maude のサブスクリプションには Claude の利用料は含まれません。
アプリを閉じても Claude Code は動き続けますか?
はい。セッションはスマホではなくサーバー上のデーモンにあるので、アプリを閉じても、画面をロックしても、電波が途切れても止まりません。Claude があなたを必要としたときや作業を終えたときにプッシュ通知が届き、アプリを開き直せばトランスクリプトが待っています。
スマホからバイパス権限を使えますか?
はい。サーバーで Claude Code を root 以外のユーザーとして動かしていれば使えます。Claude Code は root や sudo では権限のスキップを拒否するため、Maude には通常のユーザーを作成するボタンがあります。Anthropic 公式アプリでは、クラウドセッションでも Remote Control のセッションでも、バイパス権限は選べません。
Android でも使えますか?
はい。Maude は Android、iPhone、iPad で利用でき、権限の確認の通知に付く許可/拒否アクションも含め、どれも機能は同じです。
コードは Maude のサーバーに送られますか?
いいえ。Claude Code はあなたのサーバーで動き、Claude Code 自身が Anthropic に送るものを除いて、コードはそこに留まります。アプリは Maude のリレー経由で接続しますが、通信はサーバーごとの鍵でエンドツーエンド暗号化されているので、リレーは暗号文を中継するだけです。

変更点

  • — ページを公開。プラン、Remote Control、モバイルでの権限モードの詳細を、この日に Anthropic のドキュメントと料金ページで確認しました。

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