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Codex をスマホから、どの Linux サーバーでも

スマホから Codex を使う公式の方法は ChatGPT アプリの Remote で、Mac か Windows のホストを前提にしています。Maude は Codex CLI を自分の Linux / macOS サーバーで動かし、iOS / Android から操作します。

Codex をスマホから、どの Linux サーバーでも

簡単な答え

OpenAI 公式のスマホ向けの方法は ChatGPT アプリの Remote で、ChatGPT デスクトップアプリが動く Mac または Windows のパソコンを操作します。Maude は別のアプローチを取ります。固定バージョンの Codex CLI を SSH で任意の Linux / macOS サーバーにインストールし、デバイスコードで ChatGPT のプランにサインインさせます。Codex はそこで 24 時間動き続け、あなたはスマホからコマンドを承認します。

「スマホで Codex を使いたい」に対して、OpenAI には公式の答えがあります。iOS / Android の ChatGPT アプリにある Remote です。完成度が高く、プランにも含まれています。ただしホストになるのは、macOS または Windows で ChatGPT デスクトップアプリを動かしているパソコンで、そのパソコンはスリープさせずに起動しておく必要があります。コードが Linux の VPS にあるなら、そこで Maude の出番です。

現在の公式の選択肢

Codex Remote。QR コードでスマホとホストをペアリングし、ChatGPT アプリからホスト上の Codex チャットを実行します。デスクトップアプリは SSH ホストのプロジェクトも追加できるので、Mac や Windows マシンを経由して Linux サーバーにアクセスすることはできます。OpenAI のドキュメントはそのトレードオフをはっきり書いています。「そのコンピューターがスリープしたり、ネットワークに接続できなくなったり、アプリを閉じたりすると、再び利用可能になるまでリモートアクセスは停止します」。そのため、常時起動の専用 Mac や PC を勧めています。

実験的な codex remote-control。Codex CLI のコマンドリファレンスには、codex remote-control start と codex remote-control pair が実験的機能として載っています。リモート操作を有効にしてローカルの app-server を動かし、有効期限の短いペアリングコードを発行します。ヘッドレスの Linux ホストを現行のモバイルクライアントとペアリングできないという報告(issue #31183)や、Linux についてリモート接続ガイドと CLI リファレンスの記述が食い違っているという報告(issue #35928)がユーザーから上がっています。2026-10-01 に確認した時点では、どちらの issue もオープンのままでした。動きの速い分野なので、選択肢から外す前に OpenAI のドキュメントを確認してください。

詳しい比較は Maude と Codex Remote の比較にあります。

Linux VPS の Codex をスマホから使う

Maude はデスクトップアプリではなくサーバーを起点にします。マシンを追加するには、アドレスを入力するか、ssh … コマンドを貼り付けるか、curl -fsSL https://maude.pilotdev.fr/setup | sh が表示する QR コードを読み取ります。Debian、Ubuntu、Alpine、Fedora などの Linux ディストリビューションと macOS に、x86-64 / ARM のどちらでも対応しています。そのあとの流れは次のとおりです。

  1. アプリが SSH でデーモンをデプロイします。手作業でインストールするものはありません。
  2. デーモンが、私たちが検証したバージョンの Codex CLI をチェックサムで検証してインストールし、最新に保ちます。
  3. デーモンは Codex 本来の app-server プロトコルで Codex とやり取りするので、ターミナル画面を読み取るのではなく、ストリーミング出力、ツールカード、差分、承認リクエストとして受け取れます。
  4. サーバーからエンドツーエンド暗号化された Maude のリレーへ接続するので、受信ポートを開ける必要はありません。SSH はフォールバックです。

セッションはサーバー上で 24 時間動きます。スマホをロックしても、アプリを閉じても、電波が途切れても、Codex は作業を続けます。tmux、CLI、SSH 越しのログインを使う手動版の構成は Codex CLI の VPS セットアップガイドを、マシン選びはコーディングエージェントに最適な VPS をご覧ください。

ChatGPT でサインイン(デバイスコード)

サーバーにはブラウザがないため、ブラウザを開く Codex の通常のサインインは使えません。そこで Maude は Codex のデバイスコードフロー codex login --device-auth を使います。

  1. Maude でエージェントのサインインを開き、Sign in with ChatGPT を選びます。
  2. アプリに短いコードと OpenAI のサインインページへのリンクが表示されます。スマホでリンクを開き、ChatGPT にサインインしてコードを入力します。
  3. サーバー上の Codex がログインを受け取り、Maude が完了を確認します。

つまずきやすい点が 1 つあります。OpenAI の認証ドキュメントによると、デバイスコードでのログインは事前に有効にしておく必要があります。個人アカウントなら ChatGPT のセキュリティ設定で、ワークスペースなら管理者が権限設定で有効にします。コードが拒否された場合は、この設定を確認してください。代わりに OpenAI の API キーでサインインすることもでき、その場合は API の料金で課金されます。

OpenAI の料金ページによると、Codex は ChatGPT の Free、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterprise に含まれ、使用量の上限はプランによって異なります。Maude には Codex の利用分は含まれません。自分のプランかキーを使います。

承認とサンドボックスモード

Codex は承認ポリシーとサンドボックスを組み合わせて動きます。Maude は入力欄のチップで 4 つのモードを切り替えられます。

Maude のモードCodex のサンドボックス承認する人
読み取り専用読み取り専用あなた(Codex がそれ以上を求めたとき)
デフォルトワークスペースへの書き込み(プロジェクトのディレクトリ)あなた(Codex がそれ以上を求めたとき)
自動ワークスペースへの書き込みCodex 自身の自動レビュー
フルアクセス(yolo)サンドボックスなし誰も承認しない。Codex は確認しない

読み取り専用とデフォルトのモードでは、Maude はレビューするのはあなただと Codex に明示的に伝えます。そうしないと、サーバー側の ~/.codex/config.toml が自動レビューに設定されている場合、あなたの代わりにリクエストが承認されてしまう可能性があります。承認リクエストは 3 つの経路で届きます。チャット内のカード、受信箱内の表示、そして許可と拒否のボタンが付いたプッシュ通知です。エージェントごとの仕組みはエージェントの権限をスマホから承認するガイドで解説しています。

モデルと推論レベルもチップで選べ、アカウントで使えるモデルが表示されます。/compact と /goal が使え、実行中のターンに指示を追加することもできます。どのセッションにも、ファイル、Git(ハンクごとのレビュー、コミット、プッシュ、gh によるプルリクエスト)、本物のターミナルがあります。

Codex のタスクを Claude Code に引き継ぐ

Maude は 5 つのエージェントを動かせるので、セッションを Codex のままにしておく必要はありません。アイドル状態なら Claude Code、OpenCode、Grok Build、Antigravity に切り替えられます。新しいエージェントには、計画、変更したファイル、git の状態、最近の会話、最後の指示をまとめた引き継ぎが渡されます。元に戻すと、Codex は自分のスレッドを再開します。差分について別の意見を聞きたいときや、あるプランの使用量の枠を使い切ったあとも作業を続けたいときに使われています。詳しくはコーディングエージェント間でタスクを引き継ぐで解説しています。どのエージェントから始めるか迷ったら、Claude Code vs Codex vs OpenCode をご覧ください。

どちらを使うべきか

常時起動の Mac や Windows マシンで作業しているなら、Codex Remote は公式でプランに含まれており、いちばんシンプルな選択です。Codex での作業が Linux サーバー上にある場合や、Claude Code などほかのエージェントと Codex を 1 つの受信箱で扱いたい場合は、Maude がそのために作られています。

よくある質問

ChatGPT アプリから Codex CLI を操作できますか?
OpenAI の公式な方法は ChatGPT アプリの Remote で、操作対象は macOS または Windows で ChatGPT デスクトップアプリを動かしているホストコンピューターです。CLI にもペアリング手順付きの実験的な codex remote-control コマンドがありますが、ヘッドレスの Linux ではペアリングに問題があるという報告があります。Maude は代わりに、自前のアプリからサーバー上の Codex CLI を操作します。
Codex Remote は Linux サーバーで使えますか?
ホストとしては使えません。OpenAI のリモート接続のドキュメントでホストとして挙げられているのは macOS と Windows ですが、デスクトップアプリは Linux マシンを SSH プロジェクトとして追加できるので、起動したままの Mac や PC を経由してアクセスすることはできます。Maude は Linux サーバーに直接接続します。
Codex が含まれる ChatGPT のプランは?
OpenAI の料金ページでは、Free、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterprise の各プランに Codex が含まれており、使用量の上限はプランごとに異なります。OpenAI の API キーを使うこともできます。Maude のサブスクリプションには Codex の利用分は含まれません。
ヘッドレスのサーバーで Codex にログインするには?
デバイスコードでのログインを使います。codex login --device-auth がコードを表示するので、任意のデバイスで OpenAI のページを開いて入力します。デバイスコードでのログインは、事前に ChatGPT のセキュリティ設定で、またはワークスペースの管理者が有効にしておく必要があります。Maude はこの流れを代わりに実行し、コードをアプリに表示します。
スマホがロックされても Codex は動き続けますか?
はい。Maude では Codex はスマホではなくサーバー上のデーモンで動くので、ロックしてもアプリを閉じても何も変わりません。Codex が承認を必要としたときや作業を終えたときにプッシュ通知が届きます。

変更点

  • — ページを公開。Codex Remote のホスト対応、デバイスコードの要件、プランへの包含、codex remote-control の状況(issue #31183 と #35928、いずれもオープン)をこの日に確認しました。

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